カンヌで日本人初の最優秀男優賞 柳楽優弥さん(14)。
2004年5月24日
凄いね。。。
初めての映画出演で 最優秀男優賞・・・。
何か、凄いけど この先は大変そうだって思うのは老婆心?
初めての映画出演で 最優秀男優賞・・・。
何か、凄いけど この先は大変そうだって思うのは老婆心?
カンヌ映画祭 第57回カンヌ国際映画祭の受賞結果が22日夜(日本時間23日未明)発表され、是枝裕和監督の「誰も知らない」に主演した柳楽優弥(やぎら・ゆうや)さん(14)がカンヌ史上最年少で最優秀男優賞に選ばれた。女優賞は、「クリーン」で主役を演じた香港女優、張曼玉(マギー・チャン)が選ばれ、最高賞のパルムドールは、マイケル・ムーア監督がブッシュ政権を批判した「華氏911」が獲得した。押井守監督の「イノセンス」は受賞を逃した。
カンヌでの日本映画の公式賞受賞は97年に今村昌平監督の「うなぎ」がパルムドールを獲得して以来で、男優賞は初めてになる。
「誰も知らない」は、戸籍のない4兄妹が都内のマンションに置き去りにされていた事件を基にした劇映画。柳楽さんはこれが初めての映画出演。一家を支える立場に立たされた長男を演じた。
同作は13日にコンペ部門の一番手で上映、子供たちの自然な演技が絶賛され、終盤まで有力受賞候補に残っていた。日本では今夏劇場公開される。
柳楽さんは13日の公式上映後に帰国しており、授賞式には是枝監督が代理で出席した。
(asahi.com)
【カンヌ22日(日本時間23日)=サンケイスポーツ特電】
第57回カンヌ国際映画祭の受賞式が22日行われ、是枝裕和監督の「誰も知らない」に主演した新人俳優、柳楽優弥=やぎら・ゆうや=が史上最年少の14歳で男優賞を受賞した。最高賞のパルムドールにはブッシュ政権を批判した米マイケル・ムーア監督の「華氏911」が選ばれた。〔写真:快挙を成し遂げた柳楽優弥は大勢の報道陣に囲まれ緊張気味。仏滞在中の是枝裕和監督からの国際電話には笑みがこぼれた〕
弱冠14歳の新人が、カンヌの大舞台で快挙を成し遂げた。「カンヌで賞を獲るなんて2度とないかも。嬉しくてたまらない」。緊張しながら話す表情には、少年のあどけなさが残る。
都内の公立中3年で部活はサッカー部。12日にカンヌ入りしたが、中間テストを控えていたため勉強道具を持参。16日に帰国し17日に受けたテストの結果は「全然ダメでした」と苦笑いしたが、カンヌでは最高の成績を収めた。22日夜は都内自宅近くの祖母宅に母親と泊まり、CS放送の受信機がある叔父宅から電話で現地からの中継の模様を聞いていたが、「絶対起きている」つもりだったのに熟睡。「3時頃お母さんに起こされて知った」と第一報は寝ぼけ眼だった。
一昨年夏に「友達がやっていたからいいなぁ」と思い立ち、自ら履歴書を送り芸能事務所入り。約1カ月後、難航していた同作の主役オーディションを受けたところ、是枝監督が「目の印象が強い」と気に入り即決。同秋から約1年の撮影に臨んだ。その間、身長が12〜13センチも伸びた。
作品は、実際に起きた事件をモチーフに、母親に見捨てられた父親の違う兄妹4人が、自分たちで生きていこうとする姿を見つめたドラマで、柳楽は長男役。母を責めず、幼い弟妹を懸命に支え守ろうとする12歳を好演し、審査員の仏女優、エマニュエル・ベアールに「心からのキスを贈りたい」といわしめた表現力を見せた。
現場では「台本は(渡され)なくその場で台詞を言われましたが、監督の教え方がうまいので緊張しなかった」と楽しそうに振り返った。日本は7月公開。「大人にこの映画を観てもらって『子供を簡単に捨てるな、おもちゃのように扱うな』と感じてほしい」と、カンヌを魅了したキリリとした瞳を輝かせた。
途中、カンヌの是枝監督と電話がつながり「フランスでも好評だよ。(会見は)緊張しないで頑張れ」と激励されると何度も頷いていた。
尊敬する俳優は「以前ドラマで共演した押尾学さん」。現在、テレビ朝日系「電池が切れるまで」(木曜後9・0)に出演中。7月以降もドラマに出演予定で、主演映画も1本決定。
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