小6女児が同級生に切られ死亡。
2004年6月2日下の記事(チャット云々)が本当だったら、怖いな。。。
小6女児、学校内で同級生に首切られ死亡
1日午後0時20分ごろ、長崎県佐世保市の市立大久保小学校(出崎睿子校長、児童数187人)で、同小6年の御手洗怜美(さとみ)さん(12)が同級生の女児(11)にカッターナイフで首などを切られ間もなく死亡した。佐世保署は、切りつけた女児を補導、児童相談所に殺人の非行事実を通告した。
警察庁によると、過去約15年間に小学生による殺人事件は4件で、学校内ではないという。
佐世保署は、首を切られていることや女児の話から殺人と判断した。怜美さんは、毎日新聞佐世保支局長御手洗恭二さん(45)の長女。
市教委によると、怜美さんと女児は、他の1人を加えた3人で、インターネットを通じた、パソコンのチャット(文字によるやりとり)で仲が良かった。担任教諭は「原因は分からない、2人はむしろ仲良しだった」と説明したという。
佐世保署は、署内で動機などを事情聴取。女児は涙ぐみ「ごめんね。ごめんね」と繰り返したという。途中から女児の両親も聴取に立ち会った。
通告を受けた児童相談所は、佐世保署に女児の一時保護を委託した。
調べでは、怜美さんは午前中の授業が終わった後の給食時間に、同級生の女児から校舎3階の学習ルームに呼び出され、その場でカッターナイフで切りつけられた。
2人は午前中の授業に出席。給食の準備は午後0時15分からだったが、女児2人が教室におらず、しばらくして1人が血まみれで教室に戻り「わたしの血じゃない。学習ルームに御手洗さんがいる」と話したという。
教師が、午後0時45分ごろに119番。消防署員が駆け付けた際、怜美さんは学習ルーム内でうつぶせに倒れており、現場で死亡確認。女児の小型カッターナイフが近くに落ちていた。
司法解剖の結果、死因は首を切られたことによる失血死。怜美さんの両手には防御した際にできる細かな傷もあった。
学習ルームは同じ3階にある6年生の教室から約50メートル離れ、教材などが置かれていた。
大久保小は、午後の授業を中止して1〜5年生を集団下校させ、6年生は全員が午後5時半すぎまで校内に残され、佐世保署が事件の経緯について事情を聴いた。
危うい「チャット仲間」、感情の暴走か
「なぜなのか分からない。むしろ仲のいい2人だったのだが…」と担任教諭はうつむいた。長崎県佐世保市の小6女児同級生殺害事件で、動機解明の手掛かりとして浮上してきたのが加害女児(11)と、被害者の御手洗怜美さん(12)が、インターネットを通じたパソコンの「チャット仲間」だったという事実だ。
しばしば「感情の暴走」が指摘されるデジタル社会でのコミュニケーションのひずみが、凶行の背景にあるのだろうか。
チャット(英語で「おしゃべり」)は、インターネットを通じた文字によるやりとり。電子メールと異なり、即時にメッセージを交換する。
2人が通う小学校でも、他校同様に「パソコン教育」を推進していた。女児と怜美さんは学校での実習にとどまらず、他の1人を交えた3人で、下校後、各自宅のパソコンを使ってチャットのグループをつくっていたという。
チャットでは「フレーミング(炎上)」と呼ばれる悪口や中傷の応酬が、頻繁に発生。表情やしぐさが見えないため、ささいな行き違いが、深刻な対立に発展する。
佐世保市教委関係者は、今回の惨事の背景を知るには、加害女児のパソコンのログ(通信記録)の分析が必要だとしている。「そもそも対人関係が未成熟な小学生に、デジタルコミュニケーションを教えることが間違っているのかも」と、市教委関係者は困惑しながら話した。
コメント