「彼女を見ればわかること」

自立というか、仕事を持っている女性5人の物語が
別々なんだけど、微妙に重なって綴られている映画。
それぞれの女性の人生の転機をを描いている訳だけど
坦々としている日常、端から観ていてこれが転機？みたいな。
そんな雰囲気がフツーに語られていて、人生そんなもんだよね
と、映画を観ながらしみじみ。
でも、地味にぶっとい棘があったりするんだよね・・・。
特に、銀行支店長の吹っ切ってるようで、吹っ切れてない様子が
痛かったです。
自業自得といえば、そうな気もしたけどさ。

「グッバイ・ジョー」に出ている ノア・フレイスがシングル・マザー(教師で作家)の
息子役として登場。
ここでは、フツーな男の子を屈託なく演じているけど、ちょっぴり一癖あったよなー。
母親の恋愛やタイプについてまで言い当てちゃう様子は
何だか彼がこれまで演じてきた役どころには無かったイメージだったから
とっても新鮮でした。

画面の上半分位が暗くなったり、ならなかったり・・・・となっていたけど
あれは彼女達の心の浮き沈みや、揺れなんかを表現していたのかな？