「タイヨウのうた (出演 YUI、塚本高史)」

これはー、劇場でCMを観て 音に引っかかったんですよね。
予告トレイラーの冒頭に流れてくるギターのチューニング音ね。
それにやられて、観に行っちゃいました(爆)。
音で映画を観に行ったのは「花とアリス」以来かな？

で、感想ー。
主人公は治療法が発見されていない難病にかかっているっていう設定だから
一見 ツライ、悲しい、見てられんー、ってな、感じかな？なんてイメージがあったけど
全然、全く、そんなことなかったなぁ。
悲しさより、痛さより、辛さよりも、楽しくって爽やかなラブ・ストーリーでした。
主人公が音楽をやっているっていう設定なので、彼女の曲がよく流れてくるけど
それも映画にピッタリとマッチしていて、主人公 薫を演じている YUI自身が
シンガーソングライターだから、パフォーマンスのシーンとかも
安心して観ていられる、ストーリーの邪魔になるどころか キャラを際立たせていて
とっても素晴らしかったですー。

こういう主人公が難病ものって、暗くなりがち、澱みがちだけど
この作品に至っては、余計なものを一切うっぱらっちゃって
病気よりも 薫と孝治を見せているから良いんだろうなぁ〜。
天然記念物級に純粋な2人だけど、見てて嫌味じゃないし
大袈裟過ぎないところもグー！でした。
踏み切りの真ん中で、孝治が薫を ギュッと抱きしめるシーンには、グッと来ました。

グッと来たといえば、、、薫のお父さん。いちいち良かったです。
特に浜辺で、スーツを着た薫が孝治の下手っぴーなサーフィン姿を見ていて
太陽でスーツ内が暑くなっている薫に「いいよ、脱いじまえよ」って
そのシーンで、グッどころじゃなく、涙が溢れましたな。
くそーっ、泣いちまったぜって感じだけど、押さえ切れんかったー。

そうそう、パンフレット。
映画用完成台本が付いてるので、映画が終わった後に読んで
画を思い出しながら、もう一回 笑えます、泣けますよー。
お買い得なので、普段は買わない人にもオススメ。
ノベライズを買おうとしたんですけど、中身をちょろっと読んでみて
小説っぽくなかったのでやめちゃいました。
パンフレット付きの台本の方が全然良い感じでした。

そんなこんなで、思った以上に良い映画を2本観て
そのどっちもを又、観たいなーと思った、凄く有意義な映画の日でした。
「タイヨウ〜」に関しては、サントラ買おうかと思っちゃいましたよぉσ(^ω^；)。

テレビでも、来月からドラマ版が放映されるようですが・・・。
長いこともあって、余計なものが一杯詰め込まれてそうですよねー。
宣伝番組でちらっと観ましたけど、、、シリアス街道まっしぐら！な感じで・・・。
今のところ、一応チェックしてみようかな・・・とは思っていますが
多分、嫌いそうかな、ドラマの方は。
しかも、薫役の女優さん メイクが濃いー！！！
ドラマ版では、薫はグレてんの？ケバいよ？！
う゛ー、、、、。